犬の頭がグングンよくなる育て方―あなたの愛犬は素晴らしい能力を持っている!

実は私は育犬本を二冊しか買っておらず、そのうち一冊はかさばるだけなのでパラパラと読んで捨てました。この本は(結果的に)捨てた本だけではAmazonで送料無料(1500円)にならないので金額調整で買ったんですが(笑)まあこういうものですかね。

筆者は最初に、例えば「お手」とか「待て」を教えたとして生活で役に立つ場面はありますかね?と問題提起します。また人間社会で犬に教えないといけないルールを数え上げるといくつになりますかね?と聞きます。少なくとも数百、数千のレベルになるでしょうと。じゃあ旧来の犬の訓練方法は古いんじゃないですか、犬と人間が共存するために新しい関係構築がいるんじゃないでしょうかねというのが趣旨です。
ここからは多分筆者さんのノウハウに関わることなので省略します。所謂犬のしつけ本とは一線を画し、犬って一体どんな性質や能力を持っているんだろうというところから始まって、結論まで非常に論理的に持って行きます。高い本でないですから犬を飼わない人も読んでみると「犬ってそういう能力があったんだ」と驚かれると思います。私に近い人は「貸して」と言われたら今妹の手にあるのでその後お貸しします。
病気や体のケアでお願いしなければならない人は今後探さないといけませんが、犬との関係作りとしてはこの本だけで十分です。例えばしつけに褒美のおやつをやれと捨てた本に書いてありましたが、私は使う気はありません。そういう意味で金銭的にも得しました。