ブタがいた教室(思い切りネタばれ)

シネリーブル梅田16:30の回。上演時間2時間。観客8名(すくなっ!日活大丈夫か・・・)、前売券1300円。パンフ(600円)購入。
前知識。実話。妻夫木君が先生役。「この映画見るんですよ」と人に言ったら「最後は○○○○でしょ」とやや残念なネタばれ。
6年の担任を受け持った新任教師が、子ブタを連れ込み、「このブタをクラスで育てて卒業の時に食べます」と宣言。生徒26人の最後の結論はという話。
結局この先生(妻夫木君)に共感できるかどうかがポイントなんですが、私には深い思慮がなく思いつきで行動してるようにしか見えませんでした。多分話の持っていきようによっては共感もできた話だと思う。そのキーワードはリアリティーなんでしょうが、ブタが一年で信じられないぐらい大きくなるとか、ブタを食べるか二回多数決をやって二回とも同票となるとことか、26人の生徒が皆弁が立ってディベート部員みたいなとことか(26人いれば一人や二人は無関心の人間とか、幼稚な人間がいるでしょ。凄く嘘臭い)このあたりがモノガタリを押し付けるための虚構としか受け止められないんですよ。じゃあフィクションですと開き直っているかと言えばそうでもない。なんとも中途半端。はっきり駄作ですね。
パンフによれば、実際は飼っていたのは3年。大阪(笑)です(大阪人が思いつきそうなことだなと思っていましたが。やはり)しかもその教師、その後すぐ転勤。また他の小学校で2年勤めて辞めたそうです。そりゃ話に説得力がないはずだわ。
唯一の救いは役者。花ちゃん役の子役の子(甘利はるな)が可愛くて良かったです。あとコンドルズの近藤良平ピエール瀧がいい味。