第56期王座戦五番勝負第2局 羽生善治王座 vs 木村一基八段 

羽生一勝の後を受け二戦目。木村八段の先手で相矢倉の定跡形、先に定跡をはずしたのが羽生王座で、その後無理気味ながら羽生攻め、木村受けのおなじみの展開に。夕食休憩後からリアルタイムで観戦しました。基本的に木村有利の分かれだったのですが、いつのまに羽生王座の攻めが繋がる格好に。控えでは先手木村の87手目に▲3一角の筋で木村優勢の変化があったとしていましたが、ソフトの判断では上に逃げて互角という判断でした。
終盤は羽生が全く間違えず完勝でした。やはりこの二人の相性は木村が非常に悪いようです。木村八段の武器の強靭な受けが羽生相手には今ひとつ通用していない感じです。
今日は凄く蒸し暑いですね。Tシャツが何枚あっても足りません。
23:14追記。97手目の▲6八角で▲3一角の筋で難しかった模様です。ソフトでは谷川九段の指摘した△2二銀打ではなく、△2二金打でやや後手よりの互角だそうです。将棋は本当に難しいです。
23:22追記。△2二金打の場面で読ませると、先手有利との結論が出ます。となれば木村八段はチャンスを逃したことになりますね。
23:28追記。113手目でも▲3一角の筋があったようです。ただこれは先手が足りませんが。少なくとも最初の二回はチャンス(特に二回目)でした。両対局者ともこの筋には全く気が付いていなかった模様で・・・これは凄いものを見ました。