sunday play#2「ニューデリーの恋人たち」Part1(総括)

@HEPホール。9/28マチネ(13:00〜)B列(2列目)8番(前売3500円) 上演時間2時間10分。客席満席200名程度、立見なし。前作「四月のさかな」DVDを購入。
東京公演を控えているのでネタバレ方面は避けます。
まず総括感想を。私の場合前売りが3500円、映画前売が1300円なので、映画3本分出す価値があるかで評価します。(東京の芝居は別用事ついででない限り、交通費込みで考えるので評価は相当辛いです)私的評価は◎。ただ一緒に行ったクロム贔屓の友人は微妙だったそうです。
大きく分類すれば、脚本○と△の間、演出◎、劇団の方向性が見えてきたことに特別加点でこの評価です。少なくとも2時間10分はあっという間でした。それだけ世界に引き込まれました。
但し東京で劇団☆世界一団を見て好きになった人でも好き嫌いは分かれると思います(皆様ご存知の前提で話してますが、「劇団☆世界一団」が活動休止後、復活した後の名が「sunday」。play#1(「四月のさかな」)とplay#1.5(男優のみのコント。私は見てません)は大阪のみの公演でした。活動休止前からのメンバーから年清由香さんが出産のため抜け(名義は残ってます)、この公演から宮川サキさんが正式メンバーになりました。本作の主役の女優さん(小山茜さん)は売込隊ビームの女優さんです。#1も主演女優さんは外部の方でした)
劇団☆世界一団は関西小劇場系では所謂「惑星ピスタチオ」チルドレン(神戸大学系)の唯一の生き残りだった(メジャー化を選んだ「劇団赤鬼」を除く)と言っていいでしょう(末満健一氏の「ピースビット」もそうなのかもしれませんが私は未見です)。しかしsundayになって相当独自色を出してきた感じがします。基本的には身体系(同行の友人曰く「野田地図」的)で音楽やダイナミックな動きを使って見えない世界(今回はニューデリーの風景)を見せてくれる大阪では貴重な劇団だと思います。HEPのような小さい箱よりも、大きな箱で見たい劇団です。東京でもいそうで結構ない劇団では?東京の方も一回見てください。合うか合わないかは貴方次第だと思います。
明日以降本格的にレビューします。

sunday play #2「ニューデリーの恋人たち」
■作・演出 ウォーリー木下
■出演 赤星マサノリ 小松利昌 平林之英 宮川サキ 井田武志 安元美帆子 吉陸アキコ 椎原小百合 小山茜(売込隊ビーム) 山川卓也 後藤花怜 服部まひろ 竹内宏樹(空間悠々劇的) 若旦那家康(ROPEMAN(30)) 西村朋恵
■会場・日程 大阪公演 梅田 HEP HALL 2008年9月 25日(木)19:00、26日(金)14:00 / 19:00、27日(土)14:00 / 19:00、28日(日)13:00 / 17:00 東京公演 新宿 シアターモリエール 2008年10月 11日(土)19:00、12日(日)14:00 / 19:00、13日(月・祝)13:00
■料金 全席指定。前売/¥3,500 当日/一般¥4,000 学生¥2,500(当日券のみ)※要学生証
■スタッフ 舞台監督/武吉浩二(CQ)、照明/大塚雅史(DASH COMPANY)、音響/奥村威(T&Crew)、舞台美術/柴田隆弘、衣装/金崎めぐみ、小道具:真木丸槇、ヘアメイク/とみつるくうこ、フライヤーデザイン/黒田武志(sandscape)、写真撮影/伊東俊介、特設サイトデザイン/山口良太(slowcamp)、演出助手/若旦那家康(ROPEMAN(30)) 西村朋恵、協力/年清由香 根岸ゆか里 righteye NEXT リコモーション、ライターズ・カンパニー田畑冨久子事務所 (株)LOG common cafe 劇団ひまわり 売込隊ビーム、プロデューサー/辰田明子、企画・主催/sunday

http://www.sunday-go.jp/new-koi/data.html

(22:01追記)暫く(東京公演まで)はsundayの記事を頭に置きたいので、平素の更新は東京公演後まで凍結(sundayの記事の後にこのように書く場合はあり)します。ご迷惑をおかけしますが宜しくお願いします。