LPSA金曜サロンへ行ってきました。(前編)

先週の金曜日(7/16)LPSA(日本女子プロ将棋協会)の「金曜サロン」に行ってきました。場所は東京の駒込です。「金曜サロン」には5/15に最初に行きまして(その時は日帰り)、丁寧な指導とアットホームな雰囲気が気に入ったのでリピとなりました。なかなか単独では交通費もかかることですし行きづらいのですが、次の17日の午後にNODA MAPの観劇を入れていたので、便乗という感じで行きました。
「金曜サロン」は午後2時開始。担当の女流(今回は神田先生と鹿野先生)の指導対局(四面までの多面指し)と、サロンに来ている他の方との対局で大体午後8時ぐらいまでです。私は初回会員になった(5000円)ので、一回3000円。これはコスパ考えたら非常にお得です(私は連盟道場等の他の道場に行ったことがないのであくまで私の主観です)プロの先生に直接指導してもらえる機会はなかなかないですから。
前回行った時は、手合い(この人とこの人が対局してくださいと指示してくれる人)が植山先生だったのですが、卒業されたとのことで、櫛田先生が手合いをされてました。あと翌日はマイナビ女子オープンの一斉予選ということで、私が着いたときには石橋先生(こちらは予選は免除)と渡部TJP(一斉予選に参加)がVSをされてました。詳しくは書けませんが翌日の対戦相手を想定しての調整だった模様です。
当日は暑くて、到着後少しお休みを頂いた後、神田先生との指導対局。今将棋ランドで竹中先生に教わっている二枚落ちです。途中おかしくしましたが駒を活用する手が指せて結果は幸いでした。
後ろでは石橋ー渡部戦が終ったらしく感想戦を見学、櫛田先生も参加して、渡部先生への厳しい指導がされてました。こういう「真剣勝負」というのはなかなか見る機会がなく、貴重な体験でした。櫛田ー渡部戦も行われ、それも盤側で生で観戦させてもらいました。言葉に表すのが難しいのですが、小さな盤を挟んでの人間同士の真剣勝負。無言でありながら盤を通して会話をしている、劣勢に感じている方(渡部先生でした)の折れてしまいそうな心と、それを必死で押さえ込んで自らを奮い立たせる姿。投了の時には完全に心が折られる。何とも形容しがたい空気。「将棋を指すこと」を職業とすることについての厳しさを感じることができました。
櫛田ー渡部戦観戦後、鹿野先生の指導対局。鹿野先生は関西在住で翌日のマイナビ一斉予選に参加。こちらは景気づけに負けてもいいと思ってたのですが、なぜか手がいいところいいところに伸びてほぼ完勝。言葉で「明日頑張ってください」と言いました。
他の方とも二局ほど指し十分堪能したなあと一休みしていたら、櫛田先生から「指しましょうか」と一言が。「え、現役の男性棋士ですよ。mjdk」というところで、以降は後編にて。